お子さんの大事な節目、着物を着るママは髪型に悩みますよね。
肩にかかる長さの髪はアップにするかハーフにするか、崩れやすさや着物の柄との相性で迷いやすいです。
この記事では着物に映えるミディアムの長さ基準から顔型別の選び方、当日自分でできる手順まで具体的に紹介します。
くるりんぱやシニヨン、ハーフアップの比較や髪飾りの合わせ方、崩れにくい固定のコツも写真でわかりやすく解説します。
撮影や時間配分、メイクとのバランスにも触れるので、忙しい当日でも崩れにくく美しく見せるコツがわかります。
迷いを減らして当日自信を持てるヘアを一緒に見つけましょう、続きで詳しくチェックしてください。
写真映えする小物選びのコツも紹介します。
七五三で着物を着るママ向けミディアム髪型の選び方
七五三の主役は子どもですが、ママの装いも写真に残る大切な要素です。
ミディアムヘアは長すぎず短すぎないため、着物にも合わせやすい万能な長さです。
ここでは顔型や着物の柄とのバランス、崩れにくさなどを軸に、当日失敗しない選び方を解説します。
顔型別ポイント
顔型によって似合うシルエットや顔周りの作り方が変わります、写真映えするポイントを押さえましょう。
- 丸顔 サイドにボリューム
- 面長 サイドのふんわりと前髪
- 卵型 どんなアレンジも馴染む
- 四角顔 柔らかいラインで角を和らげる
たとえば丸顔の方はトップに高さを出しすぎず、顔の横に少しふくらみを持たせるとバランスが良くなります。
面長の方は前髪や顔周りの毛を残して縦ラインを和らげると、写真での印象が優しくなります。
着物の柄とのバランス
着物の柄の大きさや色調に合わせて髪型の密度や飾りを決めると全体の統一感が生まれます。
大柄で色数が多い着物には、シンプルなまとめ髪や小さめの髪飾りが相性良いです。
一方、小柄で淡い色調の着物には、少し華やかな巻きや飾りでアクセントを付けると映えます。
帯や帯締めの色と髪飾りを揃えると、写真でのまとまりが出ます。
ミディアムの長さ基準
「ミディアム」と一口に言っても長さには幅がありますので、事前に基準を確認しておくと当日のアレンジを選びやすくなります。
| 分類 | 目安 | おすすめアレンジ |
|---|---|---|
| ショルダー | 肩にかかる長さ | ハーフアップ シニヨン |
| 鎖骨下 | 鎖骨より少し下 | 低めシニヨン 波ウェーブ |
| 肩甲骨付近 | 肩甲骨にかかる長さ | 夜会巻き風 編み込みスタイル |
長さに応じて使えるピンや飾りが変わりますので、事前に写真を撮って担当者と共有すると安心です。
アップとハーフアップの比較
アップスタイルは首筋が出て帯や襟元を引き立てるため、フォーマル感を強めたいときに向いています。
ただし動き回る小さなお子さんとの外出では、崩れが気になる場合もあります。
ハーフアップは顔周りに毛を残せるため、柔らかい印象が出やすく、写真でも表情が優しく見えます。
どちらを選ぶかは、着物の格式や一日の動き、写真撮影の時間帯を考慮して決めるとよいです。
崩れにくさ優先度
崩れにくさを最優先にするなら、まず土台作りとピンの使い方が重要になります。
厚手の下地スプレーや、長時間キープできるワックスを部分的に使うと持ちが良くなります。
また、低めのまとめは動きによる揺れが少なく、長時間の外出や撮影に適しています。
事前に一度家で試して、時間経過での様子を確認することをおすすめします。
髪飾りの相性ポイント
髪飾りは大きさと配置で印象が大きく変わります、着物の柄と同調させることが基本です。
顔周りに配置すると表情が明るく見える一方で、後頭部寄りに付けると全体のバランスが安定します。
重ね付けは華やかですが、全体が重たくならないように一点にまとめると失敗が少ないです。
留め具の種類によっては着付けの帯結びと干渉することがありますので、当日までに試着で確認してください。
メイクと着付けの調整
髪型に合わせてメイクの濃さや着付けの衿の見せ方を微調整すると、写真でのまとまりが良くなります。
アップスタイルにはリップやチークで顔色をしっかり補正するのがおすすめです。
ハーフアップやダウンスタイルなら、目元を柔らかく仕上げて優しい印象に寄せると相性が良いです。
襟元の見える量で顔のバランスが変わりますから、ヘアメイクと着付け担当者で相談して決めましょう。
ミディアム向け具体的ヘアスタイル一覧
ミディアムヘアは長さが程よく、アレンジの幅が広いのが魅力です。
七五三の着物に合わせるなら、崩れにくさと上品さの両立を意識すると安心です。
くるりんぱシニヨン
くるりんぱを使ったシニヨンは、手早く作れて崩れにくい点が魅力です。
トップにボリュームを作りつつ、後ろはすっきりまとめるので着物の衿元と好相性です。
作り方は、こめかみ付近を残して後ろで一つ結びにし、毛束をくるりと回してからシニヨンにまとめるだけです。
アレンジの最後に飾りを斜め上に挿すと、顔周りが明るく見えます。
低めシニヨン
低めの位置に作るシニヨンは、上品で落ち着いた印象を与えます。
着物のフォーマル感を損なわずに、動き回る子どもと一緒でも崩れにくい点が安心材料です。
| 比較ポイント | おすすめの条件 |
|---|---|
| 髪の長さ | あご下〜鎖骨下 |
| 髪質 | やや太めの髪向き パーマありでも可 |
| 向く顔型 | 丸顔 逆三角 |
低めシニヨンは、首元をすっきり見せたいときに特に有効です。
まとめる際は、根元をしっかり固定することを優先してください。
ねじりハーフアップ
ねじりハーフアップは顔周りを出しつつ、後ろにまとまりを作れる万能スタイルです。
簡単な工程でできるため、当日自分でセットする方にも向いています。
サイドをねじってピンで留めるだけなので、トップのボリューム調整もしやすいです。
つける髪飾りは左右どちらかに寄せると写真写りが良くなります。
編み込みハーフアップ
編み込みが入ると、華やかさがぐっと増して式典向けの雰囲気になります。
複雑そうに見えても、片側だけに編み込むタイプなら時間がかかりません。
- 片側編み込み+まとめ留め
- 両側編み込みでクラウン風
- ゆるめのルーズ編みで柔らかい印象
- 小さなフィッシュボーンでモダンに
編み目はほぐしてふんわりさせると、着物の柔らかさとよく合います。
波ウェーブダウン
波ウェーブのダウンスタイルは、ナチュラルで女性らしい雰囲気を作ります。
ミディアムの長さなら波ウェーブで動きが出て、着物姿にも程よい華やかさが加わります。
巻いた後は、根元付近をふわっと立ち上げてからスプレーで軽くホールドしてください。
大きめの髪飾りを片側に付けると、写真での立体感が増します。
夜会巻き風アレンジ
夜会巻き風はフォーマルな場にぴったりの上品なアレンジです。
ミディアムでも髪をねじりつつピンで固定すれば、夜会巻きらしいシルエットが作れます。
毛先が短めの場合は、内側に丸めるか、メッシュや小さなアメピンで長さをつなぐと自然に仕上がります。
仕上げに周囲の毛を軽く引き出してフェイスラインをやわらげると、着物とのバランスが良くなります。
着物に合う髪飾りと配置
着物に合う髪飾りは、全体の色や柄との調和が大切です。
季節感や子どもの晴れ着とのバランスを考えて選んでください。
以下では代表的な髪飾りごとに扱い方と配置のコツをわかりやすく解説します。
つまみ細工
つまみ細工は伝統的で、着物の古典的な雰囲気によく馴染みます。
小さめの花を複数組み合わせると、控えめながら華やかな印象になります。
配置はサイドに寄せると若々しく見え、後ろ中心に置くと落ち着いた上品さが出ます。
固定にはUピンや補助のかんざしを併用すると、長時間の外出でも安心です。
生花
生花は自然な華やかさが魅力で、七五三の写真にも映えます。
ただし水分や傷みが気になるため、事前の状態チェックと直前のセットがおすすめです。
小さなブーケ状に束ねて差し込むと扱いやすくなります。
- 小菊
- カスミソウ
- ピンポンマム
- ミニバラ
- グリーンの小枝
花留め用のワイヤーや小さなピンでしっかり固定してください。
当日は保湿を兼ねて湿らせたティッシュや保冷剤で管理すると長持ちします。
かんざし
かんざしはフォーマル感を出しやすく、着物との相性が良好です。
種類によって向く配置が変わるため、事前にイメージを決めておくと失敗しにくいです。
| 種類 | おすすめの配置 |
|---|---|
| 一本簪 | 後ろの中心部 |
| 短め簪 | サイドやハーフアップのアクセント |
| 飾り付き簪 | 低めのシニヨン内 |
長さや重さで髪が引っ張られないよう、軽めの素材を選ぶか補助ピンで支えてください。
金属部分が目立ちすぎないデザインを選ぶと、着物の繊細さとよく調和します。
コーム
コームはまとめ髪の土台作りに役立ち、安定感を出しやすいアイテムです。
幅のあるコームは低めのシニヨンやお団子の固定に向いています。
滑り止め加工やヘアネットと組み合わせると、崩れにくさが格段に上がります。
バレッタ
バレッタはハーフアップや片側留めの仕上げに便利で、手早く華やかにできます。
大きすぎるデザインは着物の繊細さとぶつかるため、程よいサイズを選んでください。
裏側に小さなピンを追加すれば、動きの多い子どもと一緒でも安心です。
色は帯や小物とリンクさせると全体のまとまりが生まれます。
当日自分でできるミディアム簡単セット手順
七五三当日は慌ただしくなりやすいので、あらかじめ簡単な手順を押さえておくと安心です。
ここでは道具の準備から仕上げの固定まで、自分でできる具体的な方法を分かりやすく解説します。
用意する道具
準備が良ければ、当日のセットは短時間で仕上がります。
- ブラシまたはクッションブラシ
- ヘアアイロンまたはカーラー
- アメピンとUピン
- ヘアゴム複数本
- 軽めのヘアスプレー
- 洗い流さないトリートメントまたは熱保護ミスト
- 髪飾り(つまみ細工やコームなど)
これらをトレーやポーチにまとめておけば、移動中でも探さずに済みます。
ベースのブロー
まずは髪の根元からしっかりと乾かしてください。
根元を立ち上げるようにドライヤーを当てると、セットの持ちが良くなります。
毛先は軽くブローして、全体のまとまりを作っておきます。
熱保護ミストを使えばアイロンやカーラーのダメージを抑えられますので、忘れずにスプレーしてください。
土台のまとめ方
まずは全体を上下に分け、上の毛は仮留めしておきます。
下の毛を低めの位置でまとめると、上からの被せで自然なボリュームが出ます。
トップに高さが欲しい場合は、分け目部分を軽く逆毛にして土台を作ると効果的です。
ハーフアップにする場合は、顔周りに少し毛を残してからまとめると柔らかい印象になります。
留め方のコツ
ピンの向きや差し込み角度で固定力が大きく変わりますので、基本を覚えておきましょう。
| ピン種類 | 特徴 | 使用箇所 |
|---|---|---|
| アメピン | 強力 固定向き | トップ まとめ髪 |
| Uピン | 目立ちにくい 土台固定 | 耳後ろ 低めのまとめ |
| くしピン | 飾り合わせ 取り外しやすい | サイド 髪飾り補助 |
アメピンは髪の流れに対し直角に差し込んでからくるっと戻すと抜けにくくなります。
Uピンは頭皮に沿わせるイメージで差し込み、毛束を引っ掛けるように使ってください。
仕上げの固定
最後に軽めのヘアスプレーを全体にかけて、動きのある部分だけを重点的に固めます。
髪飾りがある場合は、飾りの根元をピンで補強してからスプレーを当てると安心です。
仕上げに手のひらで軽く押さえて、自然なツヤを出すと写真映えします。
外出前に一度鏡で全方向を確認し、崩れやすい箇所を手直ししておくと安心です。
よくある髪の悩み別対処法
七五三当日は慣れない着付けと時間の制約で、普段と違う髪の悩みが出やすくなります。
ここではミディアムヘアの代表的なトラブルを挙げ、それぞれ簡単に対処できる方法を紹介します。
ボリューム不足
トップや後頭部にボリュームが出ないと、着物に合わせた華やかな印象が薄くなります。
根元を立ち上げるコツと、当日すぐできる即効テクニックを中心に説明します。
- バックコーミングで根元を立ち上げる
- ボリュームアップパウダーを根元にふる
- ヘアファイバーや増毛スプレーを活用する
- 内巻きの土台を作ってふんわり見せる
時間があれば前夜に軽くセットしておくと、朝の手間が減ります。
トップのつぶれ
着付けや帯の動きでトップが潰れることはよくあります。
| 原因 | おすすめ対処 |
|---|---|
| 帽子やヘアピンで圧迫 | ピン配置で土台補強 |
| 髪の水分でペタンコ | 根元用スプレーでキープ |
| 髪が細くボリューム不足 | パウダーやファイバーを併用 |
土台をしっかり作ってから飾りを付けると、午後になっても崩れにくくなります。
顔周りの短い毛
顔周りに短い毛が多いと、まとめ髪で浮いてしまうことがあります。
短い毛はピンやワックスでコントロールするのが基本です。
- 少量のヘアワックスで馴染ませる
- 小さなUピンで目立たないように留める
- フェイスフレーミングを意図的に残す
残す場合は顔周りのカールを柔らかく作って、浮いて見えないように調整しましょう。
うねりと広がり
湿度やダメージで髪がうねりやすく、着物の端正な雰囲気と合わないことがあります。
まずは洗い流さないトリートメントや、抗湿気効果のあるスタイリング剤を使ってください。
熱を使うときは低温でゆっくり形を作るのがコツです。
ヘアアイロンで流れを整えたあと、軽めのオイルを毛先中心に仕込み、広がりを抑えるとまとまりやすくなります。
毛先のパサつき
毛先が乾燥していると全体の印象が老けて見えますので、当日はしっとり感を優先してください。
オイルやバームを使って毛先を保湿し、必要ならコームでなじませます。
時間に余裕があればトリートメントミストを吹きかけてからブローを軽く入れると艶が戻ります。
また、前もって毛先を整えておくと当日のセットが格段に楽になります。
撮影と当日の時間管理で失敗しないポイント
撮影と当日の時間管理は、着付けやヘアメイクが重なる七五三で特に重要です。
目安のタイムラインを前もって決めておくと、予期せぬ遅れを防げます。
具体的には、集合時間の30分前到着、着付けに40〜60分、ヘアメイクに30分程度を見ておくと安心です。
撮影は子どもの機嫌次第で時間が前後しますから、予備時間を必ず確保してください。
ヘアは最後に整えるのが崩れにくく、髪飾りは着付け後に位置を確認するとよいでしょう。
持ち物リストは当日の朝にもう一度チェックして、アメやおしりふきなどの子ども用アイテムも用意しておくと撮影がスムーズになります。
何かあったときに備えて、ヘアピンや予備のヘアアクセを小さなポーチにまとめておくと安心です。

